山本農園の煎茶

商品コード:yamamoto001

山本農園の煎茶
(自然農法)

 

産地:滋賀県甲賀市信楽町

 

 

5月中~下旬の新茶の時期に一芯二葉と呼ばれる新芽を刈り取って作っています。爽やかな香りと渋みのあとに甘みが口にひろがります。

 

(飲み方)
茶葉一つかみ(5g)に70~80℃のお湯(210ml)を注ぎます。そのまま1~2分間おいて最後の1滴までお召し上がりください。

 

滋賀県甲賀市信楽(しがらき)周辺は、実はお茶の世界において「日本茶の歴史の原点」とも言える、非常に重要で格式高いお茶として知られています。 信楽で作られるお茶は主に「朝宮茶(あさみやちゃ)」と呼ばれ、お茶好きの間では「別格」として扱われています。

 

1. 信楽・朝宮茶の「位置づけ」:日本五大銘茶のひとつ

 

信楽の朝宮地区で作られるお茶は、宇治(京都)、狭山(埼玉)、静岡、政所(滋賀)などと並び、日本五大銘茶の一つに数えられています。

 

・高級ブランドとしての地位: 生産量が少なく希少なため、一般のスーパーに並ぶことは稀です。その多くが高級茶専門店や京都の老舗茶舗へ送られます。

 

・「香りの朝宮」: 標高400〜600mという高地(高原)で栽培されるため、昼夜の寒暖差が激しく、霧が発生しやすいのが特徴です。これにより、他産地にはない独特の気品ある強い香りが生まれます。

 

2. 信楽焼との深い関係

 

信楽といえば「信楽焼」が有名ですが、実はお茶と焼き物は二人三脚で発展してきました。

 

・茶器の産地: 室町・安土桃山時代、千利休などの茶人たちが信楽焼の素朴な味わいを「わび・さび」の極致として評価し、茶壺や茶碗に好んで用いました。

 

・保存の知恵: 信楽の土は通気性が良く、お茶の保存に適していたため、朝宮の茶葉を信楽の壺に入れて運ぶ・保管するという文化が根付きました。

 

3. 香りの特徴:「火入れ」に頼らない天然の芳醇さ

 

朝宮茶は、昔から「香り朝宮」と称賛されてきました。

 

・立ち上る香りの鋭さ: 一般的なお茶は、仕上げの乾燥工程(火入れ)で香ばしさを出しますが、朝宮茶は茶葉そのものが持つ香りのポテンシャルが非常に高いです。急須にお湯を注いだ瞬間、山の上の一服のような、清々しく、それでいて甘く華やかな香りが部屋中に広がります。

 

・「蘭」のような気品: 良い朝宮茶は、蘭の花に例えられるような透明感のある香りが鼻を抜けます。

 

4. 味の特徴:心地よい「苦味」の後に来る「甘味」

 

最近の流行である「ひたすら甘くて濃い緑色のお茶」とは一線を画す、芯の通った味わいです。

 

・しっかりとしたボディー(コク): 標高が高い過酷な環境(寒暖差や霧)でゆっくりと育つため、葉肉が厚くなります。そのため、味が薄っぺらくなく、口に含んだときに「どっしりとした重み」を感じます。

 

・後味のドラマチックな変化: 最初はキリッとした清涼感のある渋みや苦味を感じますが、それを飲み込んだ後、喉の奥からじわじわと「戻り甘味」が湧き上がってきます。この余韻の長さが朝宮茶の真骨頂です。

 

・黄金色の水色(すいしょく): 淹れた時のお茶の色は、鮮やかな緑というよりは、澄んだ黄金色(山吹色)をしています。

 

5. 「何煎でも」楽しめる生命力

 

朝宮茶は、一度お湯を注いで終わりではありません。

 

・五煎目まで美味しい: 葉に蓄えられたエネルギーが強いため、一煎目で旨味、二煎目で香り、三煎目で渋み……といったように、お湯を注ぐたびに表情が変わります。

 

・ヴィンテージのような熟成: 面白いことに、朝宮茶は新茶(5月)のフレッシュな時期はもちろん、半年、1年と寝かせると角が取れ、さらに香りが深まって「まろやか」になる熟成に耐えうるお茶としても知られています。

 

まさに「お茶通」が最後に辿り着く味 「甘いだけのお茶じゃ物足りない」という愛好家が、最終的にこの朝宮の力強い味にハマることが多いようです。

 

最初は70℃〜80℃くらいの少しだけ冷ましたお湯で、ゆっくり淹れてみてください。朝宮茶の「甘みの層」をよりはっきりと感じることができるはずです。

 

アラブ首長国連邦のシャールジャに農業指導に行かれた生産者さん

山本農園の煎茶

在庫状態 : 在庫有り
¥1,580(税込)
数量